〜日本文化のルネッサンスをめざす〜日本酒で乾杯推進会議
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■平成16年度
「日本酒で乾杯推進会議」設立記者発表会
 

「日本酒文化ルネサンス」へ−注目の運動いよいよ始動。発起人5氏が日本酒への思いを表明

写真 中央会は「日本酒で乾杯推進会議」設立記者発表会を6月17日午後3時から、東京千代田区の赤坂プリンスホテル別館1階グリーンホールで開催。日本酒文化、日本文化の復権をめざす一大運動は、本格スタートへ向けいよいよ始動の時を迎えました。

●10月1日『100人委員会』立ち上げ
会には11人の発起人(別表)の中から田島義博学習院院長ら5氏と、「推進会議」準備会議の石毛座長が出席。取材陣の側も、全国紙、通信社、テレビ、タウン誌など計58社、74人が参加し、運動に対する注目の高さをうかがわせました。

「日本酒で乾杯推進会議」発起人(敬称略)
発起人代表
田島 義博 (学校法人 学習院 院長)
 
発起人
石毛 直道 (国立民族学博物館 名誉教授)
市川 團十郎 (歌舞伎俳優)
北の湖 敏満 ((財)日本相撲協会 理事長)
米谷 啓和 ((社)日本青年会議所 会頭)
齋藤 茂太 ((社)日本アルコール健康医学協会 会長)
佐々木 幸綱 (早稲田大学 教授)
野田 聖子 (日本酒を愛する女性議員の会 会長)
林 真理子 (作家)
藤 ジニー (山形銀山温泉・旅館藤屋 女将)
辰馬 章夫 (日本酒造組合中央会 会長)

  冒頭、辰馬会長は「日本酒で乾杯の推進は、薄れつつある日本文化のルネッサンスとして、日本酒の持つ文化力を発信するものだ。この運動が<強い日本>ではなく、<優しい文化国家日本>づくりの一隅を照らすものとなることを願う」と運動の基本理念を説明。続いて、これまでの作業経過を報告した石毛座長も、「外部有識者と連携し国民の共感を得るような運動でければならない。日本文化復権の象徴的運動として、将来は『日本に乾杯』『日本文化に乾杯』まで進めていきたい」と述べた上で、当面の計画について「学術、芸術、伝統産業、食文化、スポーツなど各界有識者をメンバーとした『100人委員会(仮称)』を10月1日の<日本酒の日>に立ち上げ、これを中核に社会への働きかけを強めていく」と報告しました。

写真 一方、発起人の方々からも、代表の田島院長が「日本酒は日本列島の生態系から生まれた酒。その背後には日本の自然、稲作農業、バクテリア技術などがある。日本酒は日本文化の基礎であり絶対衰退させてはならないと確信する」と訴えたのをはじめ、「最近は日本で開く国際会議の宴会などでも日本酒をあまり出さないが、外国の参加者が本当に飲みたいのは日本酒。日本酒は世界的に見ても洗練された素晴らしい酒だ」(石毛教授)、「日本酒は男性のお酒というイメージが強いが、女性のファンや造り手も増えている。偏見をなくして、一致結束して日本酒を応援したい」(野田議員)、「欧州ではワインの蔵見学が盛んだが、日本はまだ少ない。外国人や日本人がもっと身近に日本酒を感じられる機会を作らなければ」(藤ジニーさん)と、それぞれの立場で、運動に参加した理由や日本酒への思いを表明。

 会の途中には、運動の趣旨をまとめた『日本酒からの手紙』が朗読されたほか、都合で出席できなかった市川團十郎さんからのメッセージも紹介され、日本文化のルネサンスをめざす清酒業界の意思は、取材陣にも鮮明な印象で受け止められたようです。

市川團十郎さんからのメッセージ
日本酒で乾杯推進会議メンバーのみなさまへ
本日は、日本酒で乾杯推進会議の発起人会開催おめでとうございます。
私のたずさわる歌舞伎も日本酒と同じように、日本で生まれ世界に広がる日本の伝統芸能です。海外へ出るたびに、日本の伝統、文化のすばらしさやそれに対しての評価も日本人からの以上のものを感じるときもあります。ニッポン人には日本が足りないのではないかというこの会の問いかけが、少しでも解消され、この会がますます発展していくことを祈念申し上げると共に、私もみなさんと一緒に活動する日を楽しみにしております。

 

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