〜日本文化のルネッサンスをめざす〜日本酒で乾杯推進会議
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■平成20年度
「日本酒で乾杯推進会議」総会・フォーラム&パーティー

総会  ・フォーラム  ・パーティー
 
■総会
5年目に突入したムーブメント。普及拡大へ成果着々

  「日本酒で乾杯推進会議」の平成20年度総会とフォーラム&パーティーが、10月2日の午後、東京千代田区の東京會舘で開催されました。会には、日本酒で乾杯推進会議100人委員会のメンバーをはじめ、会議の一般会員などおよそ500人が参加。新しい日本酒文化の確立をめざすムーブメントは、5年目に入って着々と成果を重ねつつあります。

 
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●大きなうねりの中、5年目へ突入

総会の模様
総会の模様

 日本人なら乾杯は日本酒で!“日本酒と日本文化のルネサンス”を旗印に、「日本酒で乾杯運動」が平成16年10月にスタートして丸4年。いま、日本酒を中心とした日本の伝統文化を見直そうという動きが大きなうねりを見せはじめています。
 パーティーや会合などの冒頭に全国各地で「日本酒で乾杯」を実践する動きが進んでいるのはもちろん、運動の推進母体となる「日本酒で乾杯推進会議」の会員数も1万8000人を超えております。当面の目標である3万人へ向けて着実に拡大を続けているほか、同会議内に設けられた各界著名人の支援組織「100人委員会」のメンバーも87人を数えるなど、組織化も順調。昨年は、同委員会の活動の具体的な成果である『乾杯の文化史』も出版され、内外の大きな注目を集めました。

100人委員のメンバーも勢ぞろい
100人委員のメンバーも勢ぞろい

 こうした状況の中で開かれた今回の総会・フォーラム&パーティーには、推進会議会員や100人委員会のメンバー、関連団体など500人を超える参加者が総結集。フォーラムでの学習やパーティーでの懇親を通じ、5年目に突入する運動のさらなる拡大・発展へ向けて、結束を固め合いました。

 

●時代にあった「酒育」の確立が必要(石毛代表)

石毛代表
石毛代表
 最初に開かれた平成20年度総会では、まず100人委員会の石毛直道代表(国立民族学博物館名誉教授)が開会の挨拶。
 この中で石毛代表は、「若者たちが年長者からお酒の飲み方を教えられることで一人前の日本人に成長していく、という嘗ての良き風習が失われてしまった今、新しい飲酒マナーはどうあるべきなのか。人と一緒にお酒を飲むときのマナー、あるいは女性が日本酒を粋に飲むにはどうしたらいいのかといった、男性中心ではない、今の社会にふさわしい酒礼のあり方を確立しなければならない」と述べて、新しい時代の「食育」ならぬ「酒育」の必要性を強調し、その役割を推進会議が担っていくべきだとの考えを示しました。

西村委員長
西村委員長

  続いて、経過報告を行った西村委員長は、運動を立ち上げた背景と4年間の活動実績を報告したほか、昨年開設された日本酒で乾杯の専用ホームページで100人委員による連載コラムがスタートしたこと(100人委員会コラム。第1回は評論家の山本祥一朗氏による「酒は慈しんでこそ健康にプラス」 http://www.sakedekanpai.jp/参照)、また10月15日に佐賀市で第三回目の地方大会(フォーラム&日本酒の宴)が開催されることなど、新たな取り組みや当面の活動計画等を報告。こうした情報提供の拡充や地域との連携などにより、「個人会員3万人という目標達成へ向けて活動を強化していく」との方針を示しました。

受賞を喜ぶ埼玉地酒応援団の原団長(右)
受賞を喜ぶ埼玉地酒応援団の原団長(右)

 一方、昨年から新設された「頑張って運動している地域の個人・団体」への表彰では、第2回受賞者に決定した埼玉地酒応援団(埼玉県職員や県酒造組合員を初め、学術、産業界、マスコミなど様々な分野のメンバーが結集して今年1月に設立された日本酒で乾杯運動の支援団体。事務局は埼玉県産業労働部観光振興室)の原宏団長(埼玉県経営者協会名誉会長)に対して、石毛代表が感謝状を贈呈。会場からは「公私を問わず『日本酒で乾杯』を強力に推進している」(石毛会長)同団体の活動を称えて、盛んな拍手が贈られました(なお、第一回の受賞者は(社)千葉県経営者協会の大塚弘会長)。

 
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