〜日本文化のルネッサンスをめざす〜日本酒で乾杯推進会議
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高橋竹山氏 高橋竹山(たかはし ちくざん)氏
10歳より三味線に触れ、17歳の時に初代高橋竹山のレコードを偶然聴き衝撃を受け18歳で内弟子入り、6年間の内弟子生活を経て独立。初代が亡くなるまでの25年間初代と舞台を共にした。1997年2代目高橋竹山襲名(渋谷ジァン・ジァンで公演)、様々なジャンルの音楽家、舞踊、新劇の人々と共演し三味線と唄の「彩」を追求中。2013年4月、最新アルバム「彩」発売予定。
[official web] http://www.chikuzan.jp
[Twitter] @heroyama8167

大洞のどんど焼き
 
 皆様のお正月はどんなでしたでしょうか?
 私といえば糸魚川市大洞地区に来てから12回目のお正月を迎え大雪の時や少雪の時、毎年色とりどりの風景を見せてくれる大洞がとても愛おしく思えます。
 さてついこの前の1月13日に古くから伝わる賽の神を祭り、僅か37戸の集落の大人や子供たちが集まり昨年の感謝と新年の希望を詰めてモウソウ竹の束をしめ縄で回し火を入れる「どんど焼き」が行われました。
 たまたま私の新アルバム「彩」の写真撮影の為、今回共演したピアノの小田朋美、画家(油絵)の成田彩も一緒でした。
 神事の後、火を入れると酒です。
 正面には地元の日本酒が奉納されずら〜っと並んだ一升瓶を頼もしく見つつ、降りかかる火の粉もなんのその、写真を撮られているのも忘れ、若い小田と成田は集落の人々に注がれるまま飲みに飲みました。(もちろん私も)
 そして、時々降る雪の中、炎を囲み飲む日本酒は格別です。やはり、日本酒でなければ成立しない世界でしょう。それにしても大洞の人々の飲みっぷりは、いつもながら尊敬に値する感があります。
 今から、来年の「どんど焼き」が楽しみです。
 
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