〜日本文化のルネッサンスをめざす〜日本酒で乾杯推進会議
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100人委員会コラム
ありむら治子氏ありむら治子(ありむら はるこ)氏
日本酒造青年協議会政策顧問。昭和45年9月石川県生まれ、滋賀県育ち。日本マクドナルド(株)勤務を経て平成13年、参議院選挙比例代表(全国区)にて初当選(30歳)。平成25年3期目当選。文部科学大臣政務官、自民党女性局長、参議院環境委員長を歴任。家族:鉄道会社で働く夫と小学生・保育園児の娘2人。

國酒・日本酒への想い
 

 日頃より國酒・日本酒を大事に想う皆様には、温かいご厚誼を賜り深く感謝申し上げます。
「國酒・日本酒で乾杯!」にこだわりを持ち、私の事務所が主催する会合でも心がけています。平成25年6月、東京で開催した3期目の選挙に向けての総決起大会においても、乾杯は日本酒、必勝の誓いを込め、鏡開きを行いました。

 初当選より12年、政権与党の中堅議員として活動する中で、コメの作付問題、和の食文化の伝統継承など、日本酒をとりまく現状について学びを重ねてきました。先人より受け継がれてきた「日本の伝統文化を守るのが、議会人の大事な務めの一つ」との想いを胸に、活動しています。昨年には、政策的に世界に誇るべき國酒の復権を図り、日本の土壌が育んできた日本酒の価値を高める「日本酒応援団」の趣旨に、賛同して頂ける先輩・同僚議員が集まり、「國酒を愛する議員の会」を設立しました。国政からも、
國酒・日本酒の魅力を広げる活動を進めて参ります。

 日本酒は、小さい頃から身近にありました。近江(滋賀県)・琵琶湖からほど近い故郷で、今は亡き祖母そして現在は叔父が、多くの方々のお力を頂きながら日本酒を造り、蔵を守ってきました。蔵が持つ威厳ある重みや、酒づくりに携わる人々の覚悟や執念、培われた技は、昔ながらに受け継がれ存在しています。日本酒は、冠婚葬祭という折々の儀礼をはじめ、人生儀礼の様々な場面で彩りを添えます。日本酒が醸し出す文化や産地の風土、飾らずおもねらず、ただ一心に酒造りに向き合う実直な生き方に想いを馳せる時、その一献が語りかける味わいに、時間軸を背負う國酒の豊潤さを、静かに時にずしりと感じます。

 私達が日本酒を慈しんでいくことが、現代だけでなく、先人の智恵や貢献に光を当てることにつながり、この糧を未来につなぐことも私達の大事な役割だと思っています。蔵人が気遣う水・米を育む大地に心を沿わせ、めぐみの酒・日本酒が国内外を問わず一層多くの人々に親しまれる日の訪れを念願し、「日本酒で乾杯!」

 
 
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